―広間―
[考え事をしている中、声を掛けたのは少し驚かせてしまったらしい。
ユリアンが僅かに警戒を宿す>>114のはあまり気にしない。
状況的に不安になっているのはわかるし、何よりも
十年ぶりに帰ってきた途端のこの事件では、何かあると思われてもおかしくはないから]
ユリアンはまだ本調子ではないだろう?
なら、余計に少しでも食べて体力を戻した方がいい。
[いざと言う時に動けなくては困る。
ユリアンにはビルケがついているから守ってくれるとは思うけれど]
厨房には今は誰もいないよ。
そうか、その子にもお水やご飯が必要だね。
今なら、厨房を借りても大丈夫なんじゃないかな?
[問い掛けにそう答えながら自分もポタージュを口にする。
犬に与えていいものとそうではないものの区別がわからなかったから、わかる人に任せるつもりで。*]