─ 翌日・宿屋一階 ─
[友人の軽い調子>>105に若干半目になりながら。
そんな暇が無い、はその通りだったので、それ以上は言わず。
ふと手にした缶に視線が行き、何だっけと思い首をかしげた。
フォルカーの返事を聞いて>>108、だいたいを理解し得ると小さく頷き、傍から離れ。
両手の拳を上下胸の前に持ってきて『気をつけろ』とだけ仕草した。
そこには”迂闊に人に聞かれないように”や、”あまり他人に話さないように”などを含めてはいたが、細かく言うには人が集まったのもあり、また言わずとも少年なら理解できるだろうという事もあった。]