夢……そっか。ユリアンはずっと予感してたんだな。[演奏会の時も何も言わなかった彼だ。恐らく感じていたことも身の内に溜め込んでいたのだろう。ユリアンが広間へと向かう準備を始め、ビルケも立ち上がった時、ユリアンから頼みを向けられる]おー、任せとけ。[ビルケに、ちょっとごめんよ、と声をかけながら敷物を畳み、片手で持ち上げた。歩けるか?とユリアンとビルケの両方に問いながら、彼らに付き添い広間へと向かう]