─ 一階廊下・階段傍 ─あ……ぼく、は、だいじょう、ぶ、です。[オードリー>>112の言葉に、振り絞るような声を上げたのは、届いたか。とはいえ、度重なる衝撃に、弱っていた身体が音を上げていて、動けそうにない。それでも]ん……平気、だよ。こんなところで、へたばって、られない、しさ。[ハーヴェイ>>114にも、無理に作った笑みを向ける。彼の心の内にあるもの、それには気づく由もなく]