…可能性の話だよ。仕方ないでしょう、誰が何か判断する力なんて私にはないんだから。[>>112女は、む、と眉を上げる。彼女が包帯を取り、晒したのは右手の甲。そこには傷は確かにあったが]……。[想像よりも薄く、シスターの信を置いているアーベルに確認を取っている。]右の手の甲を、カップを片付ける時に?[指先を傷付ける方が確率としては高い。けれどなくはない話なので、理由付けとしては、弱い。ぐ、と詰まる様子はシスターにはどう見えたか。>>114けれど彼女も同じ疑問を抱いたようで。]