― 図書室 ―渡し忘れ?……ま、店に差し支えないならいーけど。[返答>>113に少し呆れた顔。けれど責める色は少ない]ふーん。……あ、それ昔気に入ってたやつだ。[触れる本の正体を知ればそう呟く。お姫様だとか、白馬の王子だとか、この娘にだってそんなものに憧れていた時代があったのだ]うん。どーせこの時期、来るのなんていつものヤツくらいだし……[と言いかけた手前、扉が開かれた>>114。実はその前にも一度開かれていたのだが、話と本に夢中だった娘は未だ気がついてはいなかった]