―少し前・休憩室―
[アーベルはまだ休憩室にいたのなら、ピアノの音を背に彼の傍へ歩み、正確には彼の首を見て思わず息を呑んだ。LV4、と言葉にしそうになるのを飲み込んで、鈍い足に力を込めて]
…肩を貸すわ。
[ライヒアルトの言葉通り音色で鎮まる獣。その後、皆が部屋から出て行く中、エーリッヒがまだ残っていれば彼に、いなければユリアンに手助けを願っただろう。]
―→廊下―
[アーベルを廊下まで運べば、彼を茨のない壁の部分に背を委ねるようにして休むように伝える。
バンドの話は静かに聞いていた。
ヘルムートの殺人、の言葉には眉を寄せただろう。]