─昨夜/宿屋・カルメンの部屋─
[掛けられる問い>>110には感情の籠らない表情のまま]
───そうだよ。
皆、選ばないから。
僕が……選んだんだ。
[紡ぐ言葉は普段と違い子供らしさを含んで。
その言葉にも問いは及んだだろうか。
問われたなら>>108の思惑も口にするだろう]
[傷に気付かれたなら治療するようにも言われただろうか。
不意に呼ばれた名>>111に翡翠を向けたなら、そこで初めて表情を変化させた。
色々な感情が入り混じり、眉尻を下げる。
ゲルダに言葉を返すことは出来ず、未完成の人形を抱えたまま自分が使用した武器を拾い上げ。
ベッティの手>>117を振り払い、連れ出して欲しいと他に頼むアーベル>>116や集まって来た者達から逃げるようにカルメンの部屋から出て行った]