人狼物語 ─幻夢─

103 氷面鏡に映る彩


旅人 ゼルギウス

─ 二階・客室 ─

[歌い手の亡骸が見つかり、他者が忙しなく動き回っている頃]

……あかいいろ。

[旅人は窓から庭を見下ろし、こんな呟きを漏らしていた。
その視線は、歌い手の亡骸が包まれ視界から消えると同時に庭から離れる]

……はい。

[それと前後して、部屋の扉がノックされる。
短い声に応じて扉を開けたのは、屋敷の主。

主は異変が起きた事と、広間でそれについての話をするから来てほしい、と旅人に告げる]

……わかりました。

[有無を言わせぬ口調のためか、他に理由があるのか。
部屋を出たがらない旅人は同意を返し、主について広間に向かった]

(119) 2017/01/15(Sun) 12:26:05

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