―図書室―[今潜ったばかりのドアノブに左腕を引っ掛け、手近な高さになったところから手袋を引き抜いて――としているところに掛かった声>>117]え、……本濡らさないように、とりあえず手袋外そうかなって。[どうかした、と問われて返すのは現状説明。左腕の不自由を知らないだろう相手からすれば随分と奇妙な体勢にはなっているだろうけれど][はたはたと瞬いて、あ、と零す]ごめん、もしかして煩かった?[音を控えようとはしなかったが、酷く立ててもいなかったはず。思いつつもこう言葉を返した]