……ぼく、も。見て、こよう、か、な。[かすれた声で呟く。嫌な予感が現実として突きつけられているなら。ここで目を逸らしたら、完全に動けなくなりそうだった。届いたメールのシスメ、そこに記されていたものを思えば。ここで動けなくなったら、ヤバイ、と。奥底にあるのは、そんな思考](……泣いたって、もう誰にも縋れないんだよ。 ……いないんだから……)[心の奥底に、こんな呟きを落として。左の手首を、厳重に巻きつけたリストバンドの上からぎゅう、と掴んだ。**]