─ 地下/武器庫 ─[短剣の柄を握り締めたその時、ジラントからの声>>115が耳に届く。鞘から引き抜かんとしていた右手が、ピタリと止まった]……そう、ですか。…ジラントさん。その理由、聞いても良いですか。[傍目冷静にも見えるジラントを片目で見詰め、矛先を向けない理由を問う。ころすなら誰でも良いと考えている僕との差異は何なのか、それが気になった]