私には、無実だって証拠を貴女に見せる事は出来ない。それはきっとゲルダも一緒。貴女にとっては、アーベルさんは私よりもずっと信頼がおける人だよね。だけど、図書室に置いてあった本には月のいとし子に協力者がいる可能性を示唆してた。それは‘人’でも敵の可能性があるって言う事。[彼女がそれを知っているかは分からないが、己の考えが合っていた場合、シスターの命もなくなってしまう。]