― 二日目/夕刻 ―[ゲルダの部屋の中には入らなかった。廊下にいれば其処からはアーベルが部屋の主を撫でるが見える>>107遺体となった彼女を弔わねばという意識が働くも動く前に刻限を知らせた自衛団員が訪れゲルダの亡骸は引き取られる]――…丁重に弔ってやってくれ。[ぽつ、と自衛団に言い添えて儚く散った命を静かに見送り、冥福を祈る仕草]