…おー、やってるねぇ…[じっと視線を向け、振り下ろされる小斧を見つめる。見ている限り、ほぼ確実に彼は斧から逃げられない。けれど、万が一がもし有るとしても…]その時は、アタシが殺せばいいもんね…?[くすりと笑って、階下のヒューバートに視線を向ける。この場には一匹の狼と、三人の人間が居る。それなのに…]・・・『人間』を殺すのは、『人間』なんだよね。狼よりも、よっぽど怖い。[小さく呟いた皮肉の言葉は、誰の耳にも届かない…]