― 広間 ―
[和やかな食事風景のかたすみで、執事>>112がついだ白ワインをのむ。
すっきりとした甘さの白はどこか物足りなく感じて。
料理とはあっているのだろうが、料理には結局もうしわけ程度に手をつけただけで周囲の様子を眺める。
執事>>114が赤ワインをもってくるのが見えれば]
あー、俺にも。
[と、当然のように要求して。
アーヴァインは相変わらずだというように微笑んでいるのと、執事が苦い顔をする対比を可笑しげに見やった]
……ワインは赤が好きだねェ……
[グラスに注がれた濃い色をみやり。
ぐい、とグラスをあおった]