[一通りその場を整えたなら、アーベルは渡り廊下に戻るのだろうか。手伝う事も考えるけれど、それよりもノーラたちのほうが気になったから自分は一度広間に向かうと、そう告げて] ……アーベルさんは、誰が「そう」だと思います?[伺うような視線と共に、問い掛けを一つ。彼がそうではないと言い切れないから、僅かな変化でも見逃さないようにと。*]