わきゃー、濡れた濡れたー。
『なんでそんな楽しそうなんだお前は…』
[氷が溶けた水を土砂降りよろしくおもいっきり被ってぽたぽた水滴落としながらあははー、と笑う少女と対照的にげんなりした鴉。
少女はそんな鴉にとりあわず、ローザから髪について言われたことに頷いた。]
うん、なるよー。
ほんとのほんとに後がない時に使うつもりー。
[と言いつつ、ローザが何やら集めるような様子を見るとぱたぱた瞬きして。]
クロウ。
『あぁ、解ってる。』
[リボンを持った腕を伸ばすと、そこに鴉が移動し。
翼を広げ、迎撃の構えを取った。]