― 部屋H ―俺が間違わなければ、ジットは死ななかった。残る人狼も見出せていれば、ロザは死ななかった。だから、ライが乗り越えるのに必要なら、構わない。[命を奪われても。文句は言えない]この力は、花をたすけるもの。双花の残りも散らすというなら、従えない。[辿り着いたのはその結論。そして聞こえた宣>>115に振り返る。ただまだ歌は切ってはいけない気がして、声では何も言えずに。静止出来ないまま、蒼花は走り出してしまった]