― 宿泊施設・広間 ―[白猫は逃げなかった>>117ので、遠慮なく頭を撫でた。その後、指先で顎の下を掻いてやる。] 警戒心ないのな。[むしろ自ら身体を擦りつけてくる様子に、少し口元を緩ませた。しばらくして撫でるのをやめると、猫は離れていき、ごろんと暖炉前で転がった。それを見届けてから立ち上がり、また先ほどまでのように壁に背中を預けた。]