人狼物語 ─幻夢─

84 廻る刻・待宵歌


給仕人 ユーリ

 ― 都市の通り ―

[肩を竦めるクレイグ>>116に、そうか、と合点がいったように頷いた。
 『筆記者』なら仕事として、伝承の記された本に触れることもあるのだろう]

 それなら、待ってますよ。
 ……こればかりは、願うことしか出来ないですけれど。

[零された心情を、後押しするように。
 微笑んで、ゆっくりと頷く。
 目を細めるクレイグに、左の首筋を隠す髪を持ち上げて見せた。
 紅紫は、炎にも似た花弁を形作る]

 僕の仕事に、貴方の本も、きっと必要だと思うから。
 ……お互いのために、少しでも、長く。

[祈るような眼差しを、クレイグに向けた]

(123) 2013/08/08(Thu) 23:55:51

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