― 都市の通り ―
[肩を竦めるクレイグ>>116に、そうか、と合点がいったように頷いた。
『筆記者』なら仕事として、伝承の記された本に触れることもあるのだろう]
それなら、待ってますよ。
……こればかりは、願うことしか出来ないですけれど。
[零された心情を、後押しするように。
微笑んで、ゆっくりと頷く。
目を細めるクレイグに、左の首筋を隠す髪を持ち上げて見せた。
紅紫は、炎にも似た花弁を形作る]
僕の仕事に、貴方の本も、きっと必要だと思うから。
……お互いのために、少しでも、長く。
[祈るような眼差しを、クレイグに向けた]