[わふん、と溜息にような鳴き声を零した。
犯人が分かるかを問われると、やっぱりふるふると首を振る]
犯人ー……分かんないよぉ。
ボク匂いは探せるけど、『秘宝』の匂いは分かんないしー。
榛名とゼルも分かんないんだー…。
あ、ゲルダのは聞いたー。
でもあれって王様に反省房に入れられないと分かんないっぽいよねぇ?
[もふもふされながら、こてりと首を傾げて。
そう言えば、と言われて金の瞳をベッティへと向けた]
分かる人いるの!?
それがホントなら犯人探せるよねぇ?
[しょげていた耳がピンと立ち、表情には喜色が載る。
けれど困ったような表情のベッティを見て、また首を傾げたのだった]