― 黒珊瑚亭 ―[全てを胃に収め、小さく息を吐く。食器は其の儘に席を立ち、亭主かユーディットか、動き出す方へと視線を遣る]ご馳走様。……雲の流れが速い故、風が出るやも知れぬ。何か対処が必要なれば、今の内で無ければ間に合わんぞ。[幾人か気付き、慌てて動き出す者やゲルダ>>119の様に腰を据える者と様々になるだろうか。一人勘定を済ませ外に出れば、手遅れとばかりに落ち始めている雫]