えぇ。
髪に限らず可愛いものを見つけちゃうと、ついね。
堪能したくなっちゃうの。
[うふ、と右頬に手を当てて笑いかける表情は楽しげなもの。
相手には理解出来なそうだと言うのは感じ取れたが、それがウィルにとっての行動原理だったため、そんな説明をしておいた]
あ、ホント?
良かった、迷っちゃって困ってたのよ。
どっちに行けば森から出られるのかしら。
[大抵は分かると言う相手>>120の言葉に、先程よりも明るい印象を与える表情を浮かべて見せる。
迷ったというのは建前だけれど、森の中について把握しておいても損は無い]
(当たりは当たりだけれど……触れない方が良い『当たり』だったようね)
[先程、下唇に触れることで緩和はしたものの、指先はまだチリチリと異変を主張している。
こんな症状になる『伝承』はなんだったかしら、と問いへの返答までの間、思考を巡らせていた]