─ 2階・客室の1つ ─[ネリーと共に2階へと降りて、使われていない客室の1つへと入る。最低限に整えられたその部屋のベッドへと腰掛けた。視線は床へと落ちたまま。瞳から溢れる雫は減ってきたが、尚、頬を伝うものを拭うことも無かった]………………[顔を覗き込むなら、眉はハの字に歪み、瞳は何も映さぬように見えるだろう。声をかけたとしても、些か反応は鈍い。いつも通り、とはいかないまでも、自発的に行動するにはもうしばらく時間が必要そうだった]