『人』を護ろうとして叶わず身を投げた『祈り子』と、『人』を慈しみ封じられるを望んだ『魔』。
泉にはそのふたつが封じられていたの。
『魔』がどうして封じられるのを望んだのかまでは分からないのだけど…そのふたつが泉に眠っていたのは、確か。
そして、そのふたつの『封』を保っていたのが、祭壇と睡蓮なの。
[封じられていたものと、それらを封じていたものについても伝えた]
多分、『魔』も『祈り子』も、解放されていて、誰かに宿ってる。
『魔』は人との共存を望んでいたと言われているから…人を眠らせているのは『祈り子』の方じゃないかな、って思ってるの。
だから、『祈り子』に影響された人を、これで封じないと…。
眠ったままの人は増える一方だと思うわ。
[手にしている睡蓮の花を持ち上げて、ソーヤへと見せる]