[人の気配に振り向くと、ベアトリーチェの悲鳴を聞いてやってきたのだろう人達がいた。ベアトリーチェの背を支えながら、声を投げる。] ギュンターさんが…! ギュンターさんが、狼に食べられたん、です…! 早く、屋敷に戻らないと危険、なのに。ベアトリーチェが、意識がなくて。誰か、手を貸してください……![誤った認識が混じった言葉で、助けを求めた。]