[さてもう一度というには芸がないし、それだけではそもそも鍛錬とは言い難い。
まだお互い体を動かしただけだ。これを続けてはどこまで鈍っている>>58かの確認もできない。上陰の周囲に蒼白い稲光が舞う。]
そろそろ本番といきましょうか…ベアトリス先生
……招……雷!!
[稲光はそのまま稲妻となって上陰へと纏わりつき、細かいプラズマを周囲にまき散らしながらその体が全てが飲み込む。
雷の事象をそのまま身体に取り込み扱う、憑依魔術ともいうべき上陰の雷魔術を先生ならば知っていることだろう。]
今度はこちらから………。
[蒼白い雷が蛇となって訓練場の這うように不規則に蛇行しながらベアトリス先生に正面から飛びつく――――――――だけではない。
自らも訓練場をかける雷に乗ってベアトリスの左側面からの襲撃をする。
開始の構え>>53と同じ姿勢で繰り出したのは右ではなく、腰辺りに遊ばせていた左から、鞭がしなるようなフリッカージャブを胴体に目掛けて振るった*]