食事?
そうだな。死んでないんだから食べないと。
[次にエーリッヒか誰か、呼びに来てくれた時には布で両目を覆って椅子に座っていた。顔だけならば、声のする方にちゃんと向く]
光過敏症とでも言えばいいのか。瞼閉じてても痛くて。
ああ、この状態でも気をつければ移動くらいはできるから。
[食事を取る意思はあり、量は少なくても口にした。
後は誰か来ない限り、部屋でただ椅子に座って過ごした。
アマンダに頼ろうと思うのは、大の男が、というプライドが邪魔をして叶わなかった。隣の部屋の壁に寄りかかるまではしたのだが。
祈りたいのに、誰に祈ればいいのか分からなかった。だからただ無言で、目隠しの下の瞼を閉じて時が流れるのを待った]