絶望を感じたのは、
メデューサの感染を知った時だ。
だが、この薬物のサンプルは、私の所へ送られて来た。
[ただ、この施設に持ち込んだ、送られて来た資料壊されていた事>>2:195>>2:821は、ヘルムートが居なくなった後を頼んだ者達が、上手くやれなかった、あるいは殺された可能性が高い事を示している。あの赤毛の秘書も──もしかすると。
首を振って、両眼を見開いた。]
……太陽は燃え続ける。
希望の炎は消さない。
喉が渇いた──水を飲んで。
二階の6の部屋にも一度顔をだして──。
ライヒアルトと、出来ればハインリヒやブリジッドにも。
ハインリヒやブリジッド嬢は、
石化病でなくとも、当時のプロジェクトと関わりがあった人間のはず。