[何故この部屋に来たのか、それを聞くゼルギウスにすぐに自分が口を開いた]
ああ、今日は私が変な時間に目が覚めちゃってな。
夜に人狼って動くんだろ?見回りかねてアーベルに付き添ってもらってたんだ。
[部屋に広がる血の匂いや、ブリジットが死んだという事実に吐きそうになるのや、感情が爆発しそうになるのを抑えて、体は震えていただろう。
知られちゃいけないことがそこにあるように思ったので、告げたのはわずかに嘘の混じった言葉、
じっとまっすぐにゼルギウスを見つめる目は真摯に、嘘をつくのは昔から得意だったのでそれ自体に動じることもなかった]
今は私がここの主なんだ、宿泊してる皆の安全確認するのも仕事のうち、だしな……
[つむぐ言葉は徐々に声のトーンを落としていき、ちらりとブリジットの遺体のくるまれたシーツの方を見て*俯いた*]