― 集会場・広間 ―おはよう、ベアトリーチェ。[起きてきた少女の姿を見れば、笑顔で声をかける。けれど、その声に昨日までの可愛がってた響きはない。一人足りない、という言葉には一瞬目を伏せたが]うん、そうだね。ユーちゃんが……メイドのユーディットが、居なくなたから、ね。…………ところで、ベアトリーチェはユーちゃんの腕にあった、こういうの見た覚えある?[そう教えた後、胸の蒼花を示しながら問いかけた。表情だけは笑顔をかたどっているが、視線はどこか冷たいものを帯びている]