― 広間 ―
[例え朱花がゼルギウスを殺そうとしても、それ以上何かを言う気はなかった。
蒼花は既に朱花がそれ以上の暴走をしようと、もうどうでも良かった。
宿主はゼルギウスが『親しい人の命をうばつた者』に対して復讐をしたいていう気持ちも理解できた――ユーディットを殺した人狼に対して、自分もそうしたいと思ったから。
だから、彼らを止める気はなく。
ただ自分の役割を果たす為に広間へむかった]
……あなたが、人狼だとは…思いたくなかった。
『人々を害する人狼に、死を与えよう』
[宿主と蒼花がそれぞれに告げる]