んー……取りあえず、様子見てくっか。
さがさにゃならんヤツもいるし。
[は、と一つ息を吐き、村の出入り口の方へと視線を向け、それから]
……ん? なんよ?
[何やら、物言いたげな視線をこちらへと向ける団員に気づいてきょと、と瞬いた]
……え?
宿、集会に使いたいけど大丈夫かって?
あー……そーゆー事は、ベッティに聞いてくんない?
俺は、臨時従業員だから。
[軽い口調で言うと、団員はそうか、と言って中へと入ってゆく。
その背を見送ると、空を見上げて]
……あんまり、長居したくはねぇんだけど、な。
[小さく呟いて、村の入り口へと足を向けた**]