― 翌朝/黒珊瑚亭一階 ―[エーリッヒ>>109がきて、ゼルギウスの目を閉じさせるまで、その瞳が開いたままであったことにすら気づかず。 震える手はまるで昨日のカルメンのようで、ただぎゅう、と自らの手を組み合わせて握り締めた。 カルメン>>125に視界をふさがれてゆるりと瞬き] かる、めん……? 役目、って……[駄目だといわれても、動く事もままならないから。 ぼんやりと問い返した]