― 学長室 ―
馬鹿もんが―――!!
身体を鍛える為にも尚更歩けぃっ!
そんな理由で儂のベンツ(運転手付き)には乗せんぞ!
そんなんじゃからマラソン大会の結果が燦々たるものだったんじゃろうが。
[強制連行時、遠出する時か時間がない時以外は不精はさせんと、アズマに怒鳴れば>>113>>114窓がまた震え、今度はピシリという何かにヒビが入ったような音までした。
ついでに覚えていた2年前のマラソン大会のことまで引き合いに出す。]
ついでに言うならまだ帰らんわ!
これから悪童どもに説教が待っとるからの。
頭痛がするようじゃったら保健室まで行っておけ。校医は不在じゃが入り口は開いておるわ。
あそこには薬全般常備してあるしのう。
[頭痛が自分のせいだという自覚はあるはずもなく、単純風邪か何かと決め込んでの弁。多少のやる気は結構結構と腕を組んで頷いていた。
保健室に風邪薬に傷薬、果ては麻酔の類も揃えてあるのは、学長の一声があっての事。
他にも様々な薬品、物騒なものから物騒なものまで校内にはあり、職員室にある鍵さえ手に入れられれば使用は容易い*だろう*]