[移動しようとした矢先、雷鳴が轟いて思わず身を竦ませる]〜〜〜っわぁ、大きかったなぁ、今の。…と、オリガ、大丈夫?[雷の音が苦手と言っていたのを思い出して、オリガへと案じる声を投げた。視線を向ければ案の定、と言って良いのか、はにかむ表情は消えて眉が下がってしまっている]歩ける?[動けなくなっている可能性を考えて、僕はオリガに右手を差し出した。彼女の反応はどうだったろう。どちらにせよ、僕はオリガを大広間に案内すべく、彼女を連れて歩き出した]