― 道具屋 ― ん、サリィに嬉しいって思われるのが何より嬉しいよ。[花が綻ぶように浮かんだサリィの笑みに目が細まる。看板娘と言われるだけあり彼女目当ての客も多いだろう。勿論、味が良いから人が集まるのもあるが。] 照れた顔も可愛いよ。[受け取って貰えれば、うん、と一つ頷き返した。] ああ、そうだ。 今日の差し入れ、おいしかったよ。 ごちそうさま。それから、ありがとう。[思い出したように食事の礼を彼女に伝える。] また店にも寄らせてもらうよ。