……やること、やらなきゃ。
[呟き、上半身を起こしたところで部屋をノックする音が聞こえる。
返事をすると、扉の開く音に続き聞こえるダーヴィッドの声。
状態を案ずる言葉に大丈夫と頷きを返すと、続けてローザのことを告げられた]
………。
[何も言わず、眉根を寄せる。
その姿は何かに耐えるように見えたかも知れない。
実際、先程から継続する眼の痛みに耐えていた。
カルメンがやるべきことを理解した今、今までその成果を挙げられて居ないことに対する戒めが纏めてその身に降りかかっていたのだ。
それ以降カルメンは何も言わず。
視えたのか、などと聞かれたなら、隠すことなく頷くことだろう]