―聖堂・外→談話室―
[目の前の彼女が口の中で転がした音>>120は届かず。
少しばかり首を傾げたりもしたけれど]
はは、つい本音が。
[呆れたような声音に笑って返す。
荒い呼吸に乱されがちだった言葉もこの時には大分落ち着いて]
[上がる顔>>123と見下ろす顔。
視線が交錯するのは一瞬で、随分久しぶりのようにも思えた。
掠める懐かしさにも似た感情は、逸れた視線に遠くなる]
……ん、ありがと。よろしくね。
[そう言って、真実まだ覚束ない足を踏み出す。
温かな場所へ小鳥を連れていく必要もあるから、行き先に選んだのは談話室。
辿り着けば椅子のひとつに腰を下ろし、ひとつ息を吐いて。
それからもう一度、彼女に向けて礼を告げた**]