― 昨日:集会所一階・水場 ―[涙が零れることはなかった。水にもう朱は混じらず、指先から落ちていく滴は透明。心がどうであろうと、身体は疲労と空腹を告げる。人狼も、そうなのだろうかと。ちらりと思考が過った][少しふらつく足取りで厨房へと向かう。料理をした気配はあったが、今は気配は広間にあるようだった。出来上がった食事には手をつけず、見つけたブロードや果物をトレイに乗せて、階上へ向かった]