─ 部屋H ─
っ、馬鹿っ!
[目の前>>128の動きを、完全に止めることはできなかった。
喉を庇った腕を伸ばして、狙いは僅かでも逸らすことが出来たか]
ライッ、まだ終わってない!
[血止めの薬草もポーチに入ってはいる。でも量が足りるか。
考えるよりも先に、傷口に毒やその他がないことを確かめながら血止めの作業を始めた。
花をたすける。蒼花を追いかける声>>124は聞こえていたから。
下に駆けつけようとする意識を押さえ込むことが出来た。
そうできたのは自分の力でだけではなかった気がするのは、都合が良すぎるだろうか]