― 昨夜回想/別れ際 ―
あ、違うのだよ
僕の我儘を通すみたいな事になっちゃったから
…ライヒ君は悪くないのだよ
[>>126言い方が拙かったな、とバツが悪そうな顔をして。
苦い笑みが見えるとふるふる頸を振った。]
……うん、だから、早く其の時が来れば好いなって
[未だ駄目な素振りを見せながら娘は俯き。]
…嬉しい物なのだよ
心配されたら、想って呉れてるんだなって感じるよ
……一人ぼっちじゃないなって嬉しくなるんだ
些細なことでも、僕にとっては最上の…
[青年に伝わらなくてもそう応える。
その代わり娘は言葉通りに、はにかんだ*]