ごめん、なさい。[「邪魔だ」と不機嫌そうに口にするウェンデルに視線を向けられぬまま答えた。自分では、何があっても毅然としていられると思っていたのにこの有様だ。非常事態に泣くことしか出来ないのなら、罵られても仕方がない]