[オクタヴィアンの声>>125にゆっくりと顔を上げる。滲む視界にその姿はぼやけて見えた。] ――…ん。[エミーリアがエーリッヒの死を伝えるのが聞こえる。彼の頭部を胸に抱いたまま] 後で、かあさまが好きだった円舞曲、弾いてくれる? 私も、あなたの指先が奏でる音色が、とても、好きだったの。[そんな我儘をオクタヴィアンへと向けて昔のように、ふわりと笑えば、目尻に溜まる涙が一筋頬を伝う。]