―宿屋・翌朝―[いくらも寝ないうちに、窓から差し込む朝日に目を覚まし]んっ…、嵐も去ったか。[軽く伸びをしてから、起き出したのは皆よりも早い頃、昨日の酒を残した様子もなく昨夜に用意しといた朝食、しょうがベースのスープに火を通した。起きだした人たちに出していきながら、出かける様子のアーベルに]でかけるのか?足元気をつけてな。[止めるようなことはせず、昨日の酔いを残した人たちの相手をしたり、帰る人の見送りなどをしているとアーベルが出て少しして自衛団員が中へと入ってきた]