―>>107>>108>>110同刻・広間―
え……?何、言ってるの!それどころじゃないわ!!
[取り乱す演技をしている自分が少し馬鹿らしくなってきた。
随分合理的で非情なことを言うこの子供はなんだろう]
まるで獣に食われたみたいな……人狼に、襲われたみたいに……!!
[人狼と聞けば少しくらい驚いてくれるだろうかという期待に反してトビーは落ち着いていた。>>110
流石に自分の演技に自信がなくなってきた。
もしかすると、そんなに怖いことではないのかもしれない。
死体を見た瞬間、確かに自分は恐怖を感じていた。だがそれがどんな感情だったか思い出せない。
自分はもう『恐怖』というものがわからないから間違えたか……]
[他の人でも試してみよう。使用人達にも伝えたほうが良いだろうし。
そう考えて、トビーを残し広間を飛び出した]