― 中庭 ―[のたのた、遅々とした歩みで外へと出て来て菓子の生る木の方へ]……おおぅ。レイちゃんたちも居ったかい。[先客の姿を見つけて、そちらの方へ。距離を詰めきらないのは、レイスへの警戒以上に白龍と炎の魔人の気ゆえ]ちゅーか、派手にやったのぅ……。[近付いてみればグレゴリーの肉体の欠如が見え、レイスの方も見目には怪我は見当たらずとも巻かれた布から想像は出来た。三者の様子に不穏な気配を感じ取りつつも、マイペースさを崩すことはない]