─ 厨房 ─
[氷の音を忌避する理由について掘り下げられる事はなく、漏れるのは小さな安堵の息]
それはわかってるよー。
でも仕方ないよ、頭使うと甘いもの欲しくなるし。
[食べ過ぎの注意>>135にはこんな言葉を返して]
そだね、じゃ、ビスケットにしとこ。
これなら、なくなってもすぐに補充がきくし。
[そんな理由で選び出し、振り返った先にあったのは二段重ねの顔]
ちょ、何やってんの、にーさん、モリオン……。
[思わぬそれにく、と笑みが落ちる。
黒猫は少年が笑う様子に取りあえず満足そうにしていたが、姿勢に飽きて暴れ出すまでそうそう時間はかからないだろう。
ともあれ、新たに運ぶものが定まったら準備をして広間へ戻る事になるのだが。**]