─ 診療所 ─
[そう話して、ポラリスから聞いたことについて話した所で、テレーズの名を挙げたときのことを思い出し]
…ポラリスに聞けば、眠っている理由も解るかもしれん。
[彼女は他人が影響を受けているかどうか解るらしいことをエリィゼに告げると、困惑が見て取れたが。
現状を受け入れ難いのか、それとも別の理由があるのかはこの場では判断がつかず、なんでもないと言って診療所を出ようとするのを呼び止めて]
エリィゼ。
自分で思うよりも、一人で解決できることは少ない。
何かあったら誰でもいい、信頼できる相手に頼れ。
[そう言って、この場を離れる少女を見送った]